
上の子が思春期。
いろいろと心配。何かいい本ないかな。
という方に、私が3年前に知りたかった!!と思って読んだ本をご紹介します。

この本を読むと、
「性」について、小さいうちから、子どもとどんな会話をしたらいいかがわかり、「性教育」のイメージが、180度変わります。
ちなみに、本記事を書いている私は、現在、13歳、9歳、5歳、三児の母です。
- 思春期真っ只中の長女13歳。
- まだ幼いけど、今年から高学年に入り、だんだん難しくなっていくであろう、お年頃の次女9歳。
- 「うんち!ギャハハハハ!」という段階の長男5歳。
三人の子どもは、4歳ずつ離れているので、それぞれが全然違う成長段階で、楽くもあり、難しくもあり、という状態です。
今回ご紹介するのは、「とにかく明るい性教育【パンツの教室】協会」代表の性教育アドバイザー・のじまなみさんの著書、
お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!という目を引くタイトルの本。
たまたま、かかりつけの歯医者さんの本棚にあったのを見つけて、気になっていたところ、本屋さんやAmazonでもベストセラーになっていて、即ポチり。
私が、3年前に知りたかった本だ!と思いました。
「のじま流性教育」なるほど!と思った点
①性教育にぴったりの年齢は、3歳から10歳!

性教育というと、小学校高学年くらいに学校で行われますが、なんと3歳から10歳がベスト!とのこと。
ここがまず目からウロコでした。
- 3歳〜6歳:「感動期」➡️一番素直に、性に関する話を受け止め、感動してくれる年齢
- 7歳〜9歳:「無反応期」➡️6歳までに比べると反応が薄い時期。
- 10歳以降:「キモ・ウザ期」➡️拒絶が始まる時期
- 完全な思春期:「ノーサンキュー期」➡️子どもも、親も抵抗感・大
つまり、3歳から10歳の年齢が、一番性教育に適している
ということなのです。
我が家でも、この本で紹介されていたことを実践してみると、確かに5歳の長男の反応が理想的。
9歳の次女は、「ふーん」という感じですが、そこまで抵抗感ということはなく、反応が薄そうに見えても、素直に聞いていることを感じました。
それで、ああ〜、長女が思春期に入ってしまう前、あと3年早くこの本に出会いたかった…と思ったわけです。
②「水着ゾーン」という言い方、教え方

本書では、子どもに、自分の体の中で性にまつわる大切な場所をわかりやすく伝えるために、主に「水着」を着た時に隠れている場所を「水着ゾーン」と呼んでいます。
これは、子どもにも分かりやすいし、母としても伝えやすくていいなと思いました。
この本では、以下のように定義されています。
他人に見せても触らせてもいけない、自分だけの大事な場所
「口」と「水着を着て隠れる場所」を指す
男の子も女の子も、口、胸、性器、おしり
本書95p
うちの子たちは三人とも水泳を習っているので、「水着ゾーン」は、なじみやすく、ぴったり。
次女と長男は、スイミングに行く前に家で水着に着替えているので、そこから「水着ゾーン」という言い方を教えて、だんだん合言葉になってきました。
③母自身の「性教育」に対する意識を変える

ここが、本書を読んで一番思ったことです。
性は命のバトンをつなぐ科学です。だから明るく楽しく話すことをおすすめします。
本書56p
少なくとも、私自身、この本にあるような性教育で育っていません。
子どもを授かって初めて、性とは、ほんとに命をつないでいくことなんだという感覚がわかりました。
でも、いざ、自分の子どもが大きくなってきたときに、どう伝えてあげたらいいのかはわかっていませんでした。
だから、この本を読んで、今日から具体的に家庭でできる方法がわかってよかった!と思っています。
性教育は、母として、子どもにしてあげられる大きなプレゼントの一つだなと感じました。
次は、実際、この本を読んで、我が家ではどんな風に取り入れているかをご紹介します。
13歳長女への実践

本書でも、「ノーサンキュー期」と書かれていますが、まさに思春期の長女に、真正面から性教育という感じではありません。
比較的、生理のことなどオープンに話せているとは思いますが、長女には、こういった別の本を介しながら話せる関係になっていきたいと思っているところです。


9歳次女への実践

もうすぐ、「キモ・ウザ期」に入ってしまう次女。
5歳の弟と一緒に、水着ゾーンの話をしたり、自分のパンツはお風呂の時に自分で洗うことなど、できるところからやっています。
お風呂でパンツを洗うというのは、家庭で一番手軽に始められるいい方法です。
なぜなら、本書でも書かれていますが、女の子は生理が始まると、パンツが汚れてしまうこともあります。
男の子も精通がありますよね(まだ私には分かりませんが)。
自分でちゃんと後始末できるように、小さいうちから自分で下着を洗う習慣ができていると、大きくなってから、男の子も女の子もエチケットとしていいことですし、母としてもメリット大だなと思います。
この本を読んだ事で、次女が生理が始まった時にも、いい声がけがしてあげられそうです。
5歳長男への実践

性教育絶賛ぴったり期の長男。
5歳の長男が、今ハマっているのが、ドラえもんがナビゲートしてくれる、小学館の図鑑NEO。
- 昆虫
- 植物
- 魚
- 動物
- 鳥 などなど。


こちらの図鑑には、DVDがついているので、最近は車の中で図鑑DVDを見るのがお決まりになっています。
生き物にとって大事な事として、どのDVDでも出てくるのが、「子孫を残す」こと。
まさに、性教育にうってつけです。
本書でも、
昆虫や動物を活用して、性教育の壁を突破せよ!
本書80p
と紹介されていて、いいタイミングだ〜( ̄∀ ̄)と思いました。
図鑑のDVDでは、いろんな動物の出産シーンが紹介されています。
しかも、鮭の産卵シーンなどでは、ドラえもんが、「そっか!オスが精子をかけているんだね!」と話してくれるので、大変助かります笑

そして、素直に、「へー✨そうなんだ!✨」と感動している長男。
ドラえもんに乗じて、「◯◯のおちんちんにも、大事な赤ちゃんの種の精子が入ってるんだね!」と明るく話すように、母もがんばっています。
まとめ

本記事では、
お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!をご紹介しました。
・「のじま流性教育」なるほど!と思った点
- 性教育にぴったりの年齢は、3歳から10歳!
- 「水着ゾーン」という言い方、教え方
- 母自身の「性教育」に対する意識を変える
・13歳長女への実践
思春期に合わせた本を介して会話できる関係を目指す
・9歳次女への実践
- 水着ゾーンを合言葉にする
- お風呂で下着を洗う習慣をつける
・5歳長男への実践
のじま流性教育絶賛実践中
10歳までのお子さんを持つママはもちろん、これから子育て世代になっていく人たちにも、学校の先生にも、いろんな世代に幅広く知ってもらいたい一冊です。
[…] […]