
台湾・台北に行くことになった!住むことになった!
台湾の年間平均気温など、データ的にはわかるけど、
実際の生活では、どれくらい暑いのか、寒いのか?
どんな服装が必要なのか?
住む場合、布団などはどんなものが必要なのか?
という疑問にお答えします。
この記事を書いている私は、2016年から3年間、台北で子どもと一緒に住んでいました。

私の実体験から、台湾で住むにあたって、日本から持っていくべき衣類や寝具をお伝えします。
旅行など、短期滞在の場合にも、参考にしていただけると思います。
■本記事の内容
- 台北の年間平均気温
- 日本との比較で台北の「暑さ」「寒さ」を説明すると…
- 持っていくべき衣類
- 持っていくべき寝具・暖房器具
✅台北の年間平均気温

台北の年間平均気温や、降水量などは、こちらのページにまとまっています。
ちなみに、2018年1月から12月の実際の気温を、台湾中央気象局のデータから、まとめてみました。

2018年 | 平均気温 | 最高気温 | 最低気温 |
1月 | 16.9 | 26.6 | 8.6 |
2月 | 15.6 | 29.5 | 7.6 |
3月 | 20.6 | 30.7 | 11.0 |
4月 | 23.5 | 34.3 | 13.6 |
5月 | 28.2 | 38.2 | 20.0 |
6月 | 28.5 | 37.8 | 22.2 |
7月 | 30.3 | 38.5 | 24.9 |
8月 | 29.5 | 37.2 | 24.3 |
9月 | 28.2 | 37.8 | 20.4 |
10月 | 23.3 | 31.2 | 16.1 |
11月 | 22.7 | 30.8 | 16.8 |
12月 | 19.5 | 30.5 | 12.3 |
最高気温、最低気温は、その月に記録した最高気温、最低気温になっています。
やはり、日本よりはだいぶ暖かいですよね。
✅日本との比較で台北の「暑さ」「寒さ」を説明すると…

では、実際感じる暑さ、寒さは、どんな感じなのでしょうか。
台湾の◯月は、日本の何月くらい?
台湾の各月がどれくらいの気候なのか、完全に独断ですが、日本の各月で表してみました。
台湾の各月 | 日本の各月に例えると… |
1月 | 1月 |
2月 | 1月 |
3月 | 5月 |
4月 | 5月 |
5月 | 7月 |
6月 | 7月 |
7月 | 8月 |
8月 | 8月 |
9月 | 8月 |
10月 | 9月 |
11月 | 9月 |
12月 | 11月 |
つまり、
冬から一気に春が来て、通り過ぎて、
雨と暑さの夏が長く、
秋が無い、
そして意外と寒い冬、
という感じです。
ちなみに、台湾の1月、2月を日本に例えると1月、と書いていますが、日本の1月より圧倒的に暖かいです。
この写真⬇️は、2017年1月末の行天宮(台北市内の有名なお寺)の写真。

半袖の人もいます。
1月末の服装としては、かなり薄着な人が多いですが、一方で、厚着な人もいて、バラバラです。
各月について、もう少し詳しく書いてみます。
1月
さすがに冬だけど、元旦あたりでも、天気がよければ日中薄着でも全然平気なくらい暖かい。
でも、台湾のマンションは、タイル張りが多く、夏涼しいように作られているので、冬の室内は冷えびえする。
夜寝る時は、毛布が必要。
2月
日本と同じく一番冬らしい感じ。東南アジアとは違うところ。
昼と夜の温度差が大きい。
セーターだけでは寒い。薄めのダウンジャケットくらいは必要。
2月初めが、「春節」と呼ばれる台湾の旧正月。
「旧正月が過ぎると暖かくなってくる」と言われている。
でも、2月中はそこそこ寒い。

2月ランタンフェスティバルの時の、うちの子の格好。
それなりに、冬らしい格好をしています。
3月
3月半ばを過ぎると一気に暖かくなる。
3月後半の卒業式あたりは、半袖でもいいくらい暑い。
ただ、夜は意外と冷えるので、まだまだ毛布は必要。
4月

4月はもう完全に薄着or半袖モード。
日本人学校の入学式(4月2週目)あたりは、半袖でないと暑いくらいなので、正装がきつい。
ただ、真夏ほどの暑さではないし、湿気が少ない。
気候としては一番快適な季節。
5月
日本のGW的な「爽やかな初夏」ではなく、昼間はかなり暑い。

普通に半袖。もうプールに入ってます。
後半から雨も多くなってくる。
いきなり土砂降りになることも多いので、折りたたみ傘を持っていると便利。
6月
4月に引っ越してきた場合、急激に湿気と暑さが高くなるので、体調を崩す人も多い。
台風シーズンでもある。
ちなみに、台湾の学校は、6月が終わると夏休み(7月、8月のほぼ2ヶ月間)です。
7月
とにかく暑い。
蒸し暑いのでジーンズとか履きたくない感じ。
8月
暑いの一言。必須アイテムは日傘。
でも、最近の日本の暑さだと、そんなに差はない気がする。
ちなみに、観光ガイドなどにもよく書いてあるけど、室内やバスの中などは、ガンガンにクーラーがかかっているので、外との温度差がしんどい。
日本と多少違うのは、夜になっても、そんなに温度が下がらないところ。
寝苦しい。
でも、やはり炎天下よりはマシなので、夜に公園でスポーツしている人も多い。
9月
暑いし、雨も多い。
9月に限らず、台湾は湿気が多いので、除湿剤など、しょっちゅう変えないといけない。
除湿機があった方がいい。
10月
日本人学校の運動会は10月だけど、暑くて倒れそう。
まだまだ日傘が手放せない。
11月
まだそこそこ暖かい。
個人的には、日本の季節感と一番違いがあると感じる時期。
日本は紅葉が綺麗な季節だけど、台北の街中では、紅葉はない。
台湾で紅葉が見られるのは、台中とかの山など寒くなる地域だけらしい。
12月
やっと朝晩、冬になってきたと感じるけど、昼間、子どもたちは半袖の時もある。

クリスマスツリーですが、うちの子は半袖着てます。
ただ、さすがに、夜は上着が必要なくらいの寒さ。
✅持っていくべき衣類
ここからは、台北に住む場合を念頭に書いていますが、旅行に行く時期にも参考になるかと思います。
【夏】

夏の衣類は、日本と同じで問題ありません。
もちろん、台湾でも買えます。
履き物は、プチプラサンダルなどたくさんあるので、現地調達してもOK。
でも、子どもの洋服は、(日本の子が好きなものは)意外となかったりします。
ユニクロも日本に比べると値段が高くて高級品。
子供服は、一時帰国の時に買ったりすることが多かったです。
【冬】

12月、1月、2月は、薄手のダウンジャケットがあると重宝します。
イメージとしては、ユニクロのウルトラライトダウンジャケット。
コートまでは要らない気がします。
日本で着るような極暖なダウンほどは必要ありません。
ただ、必要ないのですが、着ていて浮くこともありません。
なぜなら、台湾人は、すっごい着込んでいる人も多いから。
そんなに寒くないでしょう??という時でも、ごっついダウンを着ていたりします。
でも、足元はサンダルってことも😅
ちなみに、2年くらい住んでいると、台湾の気候に慣れてきて、今度は、日本だと寒いというほどじゃないのに、寒く感じて、日本の冬に戻れない気がします。
✅持っていくべき寝具・暖房器具
①夏用に、冷感敷きパッド
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気休めかもしれませんが、寝苦しい夜を少しでもマシにするのに、ひんやりするシーツやマットを、日本で買って持って行きました。
反対に、ほぼクーラーをつけているような生活になってしまうので、冷えすぎないようにタオルケットを被ったりもしていました。
②冬用に、毛布

一枚でかなり温かい毛布があれば、冬は、それと薄手の布団の組み合わせでいけます。
日本の冬ほどは寒くありません。
ただ、上にも書きましたが、台湾のマンションは、タイル張りが多く、夏涼しいように作られているので、冬向きになっていません。
新しい、いいマンションなら大丈夫だと思いますが、古めのマンションだと、気密性も全然高くない。
それで思ったよりも肌寒く感じることも多いです。
③オイルヒーターなどの暖房器具
デロンギ(DeLonghi) オイルヒーター サーマルカットフィン8枚 [8~10畳用] ホワイト HJ0812エアコンがついている部屋なら大丈夫ですが、クーラーのみの場合もあり、何らかの暖房器具が必要かもしれません。
我が家は、寝室だけオイルヒーターを使っていました。
日本よりも湿度が高いので、加湿器なしでも結構温まって、重宝していました。
もちろんオイルヒーターは台湾でも買えます。
電圧のことを考えると、台湾で買った方がいいですが、日本から持って行ったオイルヒーターでも使えました。
※厳密には、台湾の電圧と日本の電圧は違うので、長期間使うと故障してしまう可能性もあるので、ご注意ください。
✅まとめ
3年暮らした結果、「台北は、年間通してどんな気候なのか」をまとめてみました。
- 台北の年間平均気温⏩日本よりもちろん年間通して暑いけど、常夏じゃない
- 日本との比較で台北の「暑さ」「寒さ」を説明すると…⏩短い春、長い夏、秋無し、意外と寒い冬
- 持っていくべき衣類⏩冬用に、軽めのダウンジャケット
- 持っていくべき寝具・暖房器具⏩夏対策冷感敷きパッド、冬用に、毛布、オイルヒーター的な持ち運びできる暖房器具があると助かる
長期滞在することになった方にも、どの季節に行こうか考えている旅行者の方にも、何らかお役に立てば幸いです。