
この記事は、
モンテッソーリ教育について知りたいけど、
モンテッソーリ教育について書かれた本はどれも結構ボリュームがあって大変そう。
もっと簡単にわかりやすく知りたい!
という方向けに書きました。
本記事を書いている私は、現在、三児(13歳女子、9歳女子、5歳男子)の母。
モンテッソーリ教育との出会いは、15年ほど前にさかのぼります。
その考え方に感動し、長女を妊娠、出産後に0歳~3歳のモンテッソーリ教師資格(日本モンテッソーリ教育綜合研究所認定)を取得。
その後は、日々の子育ての中で、モンテッソーリ教育の考え方を取り入れるようにしてきました。

三人の子どもたちはそれぞれ、長女は茨城、次女は東京、長男は台湾・台北でモンテッソーリの園にも通っていました。

一母親という立場で、モンテッソーリ教育に触れ続け、少しずつ学び続けて、日々、モンテッソーリ教育を知っていてよかった!と実感しています。
日本では、まだまだその良さが伝わりきっていないモンテッソーリ教育。
多くのママに、モンテッソーリ教育に出会えてよかった!と思ってもらえたらと思い、今回は、まったく初めての人にもやさしく、分かりやすい、モンテッソーリ教育のマンガを2冊ご紹介します。
■本記事の内容
- 『マンガでやさしくわかるモンテッソーリ教育』
- 『マンガ モンテッソーリの幼児教育 ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』
- まとめ
『マンガでやさしくわかるモンテッソーリ教育』

1冊目は、35歳、3児(1歳3ヶ月、2歳半、5歳)のママが主人公のマンガ。
子育てと仕事の両立で子育てが苦痛!という状態からストーリーは始まります。
子育てにヘトヘトな毎日の中で、主人公のママがモンテッソーリ教育に出会い、モンテッソーリ教育の大事な考え方を一つずつ知ることで、子どもとの関わりが変わり、子どもも、ママ自身も変わっていきます。
これは自分自身では?!という感じで、自分に重ね合わせるように読めるマンガです。
プロローグ
- マンガ:子育てが苦痛でたまらない!
- 解説:モンテッソーリ教育とは
Part1
- マンガ:モンテッソーリ園に通えたらいいのに
- 解説:モンテッソーリ教育のキーワード 環境
Part2
- マンガ:1歳児ってすごい!
- 解説:モンテッソーリ教育のキーワード 観察と敏感期
Part3
- マンガ:魔の2歳児じゃなかった!
- 解説:モンテッソーリ教育のキーワード 提示(提供)と秩序感
Part4
- マンガ:不思議な出会い
- 解説:モンテッソーリ教育のキーワード 逸脱と人格形成
Part5
- マンガ:5歳児でも変わった!
- 解説:モンテッソーリ教育のキーワード 正常化
エピローグ
- マンガ:大人と子どもの戦いをやめて
- 解説:モンテッソーリ教育の一般化とは
マンガの各章ごとに、理解を深めるための解説があるので、このマンガ一冊だけでもかなり読み応えがあって、モンテッソーリ教育の大まかな内容が学べますよ。
ちなみに、このマンガの著者は、エンジェルズハウス研究所(AHL)所長の田中昌子先生。
田中先生は、30年以上モンテッソーリ教育に関わっていらっしゃる方で、私も少しですが面識があります。
家庭におけるモンテッソーリ教育を紹介し、子育てにモンテッソーリ教育を生かす具体的な方法を、私たちのようなママたちに伝える活動をずっとされています。
モンテッソーリ教育について学べるWEB講座も開講されているので、もっと詳しく知りたいという方はのぞいてみてください☆
『マンガモンテッソーリの幼児教育 ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』

2冊目は、日本のモンテッソーリ教育の第一人者である相良敦子先生の著書『ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』をマンガ化したもの。
相良先生の有名な著書が、こんなに分かりやすいマンガになっていてすごい!というのが、第一印象です。
30歳、1児(2歳)のママが主人公。
初めての子育てでわからないことだらけ。
子育てあるあるなシーンが、ほんわかしたイラストで書かれていて、こちらも、「わたしのことだ…」と感じる人が多いと思います。
Chapter1 「する!」「自分で!」
- 大人と子どもは争っている
- 子どもは自立したがっている
- 子どもに上手に教える方法
Chapter2 子どもがわかる「敏感期」
- 反抗期?いいえ、「敏感期」
- 秩序の敏感期
- 感覚の敏感期
- 運動の敏感期
Chapter3 子どもの「知性」が働くとき
- 子どもは動きながら学んでいる
Chapter4 子どもを成長させる「活動のサイクル」
- 子どもが変わる、たったひとつの道筋
Chapter5 子どもの自立をたすける環境
- 「自分でしたい」子どものために
解説を兼ねたコラムが途中にありますが、ほとんどがマンガで描かれているので、とてもわかりやすいです。
モンテッソーリ教育について初めて知る人におすすめ。
まとめ

2冊とも、モンテッソーリ教育について初めて知る人、今までよくわからなかった人向けのとてもいい内容のマンガです。
モンテッソーリ教育の良さは、なかなか日本で伝わりきれていないところがあります。
でも、何も特別な教育法ではなく、私たちママ一人ひとりが知っていたら絶対お得!というもの。

子育てには正解も、正しい方法もありませんが、モンテッソーリの考え方は、私たちが「子どものことを正しく理解する助け」になります。
子どものことが正しく理解できれば、子育てのイライラも激減。
これは、私がこの13年間でも実感していることです。
モンテッソーリ教育を知っていても、子育ての悩みが全部消えるわけではありません。
実際、知っていても大変なのが子育て。
でも、知っているのと知っていないのとでは大違い、と自信をもって言えます。
いろんな先入観やイメージがあるかもしれませんが、こういうマンガを通して、ひとりでも多くのママが、モンテッソーリ教育の考え方を知れたらいいなと思います。
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